自然葬

自然葬

「自然葬」のイメージというと、「骨は海に撒いて」「土に埋めて」などと想像しますね。自然葬はまさに火葬した骨を海に撒いたり、
土の中に埋めて自然に還すという葬儀スタイルのことです。墓地へ納骨する代わりに、海へ撒いたり土に埋めたりというものです。
このような海に骨を撒くスタイルは「散骨」「海洋葬」と呼ばれています。
散骨の方法は、火葬の後、環境保護のためパウダー状にして行います。以下では海葬の儀式の一連の流れをご紹介します。

【海洋葬の儀】
01. 散 骨
02. お別れ花の献花
03. お別れの献酒(ワイン又はお酒)
04. 喪主ご挨拶
05. 黙 祷
06. 散骨場所を2-3回旋回
07. 終了の挨拶
08. 閉 式
09. 帰港
10. 散会

海洋葬は、日本でも海外でも行えます。海への散骨については、色々な意見がありますが、
法務省では以下のような法解釈を示しています。
「葬送としての祭祀として節度をもって行われる限り、違法ではない」
このような公式発表があってからは、海洋葬を希望される方が年々増加傾向にあります。

海洋葬の場合の費用は、8万円くらいからあり、これは火葬後からの費用になります。
この費用の内訳は、海から撒くための船舶の料金や、空から撒くのならヘリコプターの料金などです。

しかし、海洋葬にも問題点はあります。それは、自然の海が相手だということです。
たとえ日程を決めていても、天候が悪ければ船を出すこともできません。
ですので、ある意味、お天気任せの葬儀スタイルであることを覚悟しておいたほうがいいでしょう。
葬儀の準備はお早目(元気なうち)に家族で話し合いましょう。

また、散骨は、最近になってマスコミなどにも取り上げられて知られてきているとはいえ、
まだまだ一般的な理解を得ているとはいえません。
その背景には、「日本人にはお墓に納骨する」「お墓で供養しなければ成仏できない」と信じている人の方が多いのかもしれません。
このように、自然葬にはさまざまな意見がありますので、親類や知人などから白目で見られる可能性もあるということです。
ちなみに、こんな国もあります。インドでは荼毘に付した際、
その煙と一緒に故人の魂が天高く大宇宙に還っていくんだという思想があるため、遺骨・遺灰には興味がないのだそうです。
今では生前に希望を聞いてそれを形にする遺族も少なくありません。
元気なうちに葬儀の話なんてと思わず終活という言葉があるように、自分の亡き後はと言う事を家族で話し合う時代になっています。